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アイナメ

アイナメ科
学名:Hexagrammos otakii
分布:サンゴ礁域を除く日本沿岸各地。朝鮮半島〜黄海。

【解説】
体色は生息環境によって異なるが、普通は茶褐色で、しみのような複雑な斑紋がある。
アイナメは北方ほど大型で個体数も多く、産卵期の婚姻色は腹部を除いて、完全な黄色になる個体が多い。
小型の個体はクジメに似るが、尾ビレの後縁は、クジメが丸いのに対して、アイナメは直線状か、ややへこむ。さらにアイナメの側線は5本であるが、クジメでは1本なので区別できる。また、アイナメの若魚には背ビレ中央部に黒斑がある。
北日本では、オキカズナギがアイナメのクリーナーで、のんびりと海底の岩の上にのって休んでいるアイナメをオキカズナギがクリーニングする光景が見られる。

【映像のサマリー】
秋の産卵期になると、積丹半島の磯ではアイナメのオスが山吹色の婚姻色に染まる。
卵塊は、岩礁の上の、よく見える場所に産みつけられている。オスは卵がふ化するまで、ホッケやカジカなどの外敵から必死で守る。
卵塊は、色の異なったカリフラワーが置かれているように見えるが、これは複数のメスを誘って産卵させるためと、産卵された時間のズレによるもの(卵の成熟度の違い)と考えられる。

00:00〜 婚姻色のオス(大型)
00:17〜 卵塊
00:30〜 卵を守るオス→ホッケを追い払う

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