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キュウセン

ベラ科
学名:Halichoeres poecilopterus
分布:積丹半島以南〜九州。朝鮮半島、シナ海。

【解説】
やや内湾性の魚で、岩場と砂場の境目に多い。メスからオスに性転換する。夜間や水温の低下する冬期には、砂に潜って眠る。ヒメジの仲間などが砂を掘って餌を探している周囲などで、おこぼれに預かろうと、多数のキュウセンが集まっていることもある。
比較的美味な種類で、関西方面では珍重され、釣りの対象魚としても人気がある(ただし、関東地方では身がやわらかく下魚扱いされる)。
小型種のイメージであるが、大型のオスは35センチメートルくらいにまで成長し、前頭部が突出してくる。瀬戸内海では生息数も多い。オスをアオベラ、メスをアカベラと呼ぶ地方もある。

【映像のサマリー】
真夏の越前海岸。海草の森に、沢山のキュウセンの姿が見られる。
キュウセンは好奇心の強い魚で、動いている魚介類がいると、必ずその周囲に集まってくる。ヤドカリを見つけて、早速いたずらを開始している。ヤドカリの方は食べられてはたまらんと、殻の中に逃げ込んでしまう。

00:00〜 藻場のメス
00:30〜 メス→オスに性転換中の個体
00:50〜 オス2尾。ヤドカリに興味を示す

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