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ゴンズイ

ゴンズイ科
学名: Plotosus lineatus
分布:本州中部以南。西部太平洋〜紅海。

【解説】
ナマズの仲間であるが、どちらかと言えばオタマジャクシに似ている。
胸ビレと背ビレの前縁に毒棘がある。毒は比較的強力で、人によっては命に関わる場合もある。口の周囲には、索餌に大切な役割をする8本のひげがある。
ゴンズイは、ホンソメワケベラのように本格的ではないが、他の魚をクリーニングする習性がある。
「ゴンズイ玉」と呼ばれる濃密な群を作って行動するが、何時もボール状に丸い形を保つわけではない。大型の個体の多くは夜間にバラバラになって行動するが、その習性は待ち伏せ型の捕食で、海草の中に隠れて小魚を待ち伏せして、襲うスタイルである。この習性は淡水魚のギギにも見られる。

【映像のサマリー】
ゴンズイの若魚が餌をついばみながら移動している。
一方、穴の中にいる成魚の群は夜行性なのか、いつまでも穴の中の同じ場所にゴチャゴチャと群れている。
キンギョハナダイ、スズメダイ、オオスジイシモチなど、他の魚たちはこうした状況に慣れてしまっているのか、それほど恐れる様子もなく、やや距離をおいて同居している。
00:00〜 若魚の群
00:25〜 成魚の群(穴の中)

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