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ホウボウ

ホウボウ科
学名:Chelidonichthys spinosus
分布:北海道南部以南。黄海、シナ海。

【解説】
骨板に覆われた円筒形の体で、吻の先端部は数本の突起状になっている。
胸ビレの下部にある3軟条は遊離して、足と指の働きをする。ヒメジの仲間のヒゲのように、この指には味覚を感じる味蕾があって、餌を探すのに役立つ。
胸ビレの裏側の斑紋は縁辺が青色、中は濃いウグイス色で、青白色の円斑が下半部に散在する。この派手な色斑は、外敵を威嚇し撃退するのに役立つ。また、ホウボウはウキブクロ(鰾)を使って音を出すことができる。
春〜夏に北上し、冬は南方へ戻る回遊魚。

【映像のサマリー】
伊豆半島の砂場。ホウボウは砂の上を歩き回っている。大きな胸ビレは普段たたんでいるが、危険を感じて逃走しようとする時には、グライダーの羽のように、さっと広げて泳ぎだす。
胸ビレの内側は目立つ模様になっていて、外敵が驚いてたじろぐ隙に、遁走するのである(フラッシング行動)。

00:00〜 砂場の1尾→歩き始める
00:19〜 歩く姿(上方から)
00:29〜 歩き→フラッシングを繰り返す
01:03〜 フラッシング→泳ぎ去る

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