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マダイ

タイ科
学名:Pagrus major
分布:北海道以南の日本沿岸海域(沖縄〜奄美諸島を除く)。朝鮮半島、黄海、東〜南シナ海。

【解説】
姿、体色、味覚と三拍子揃ったマダイは、昔から海魚の王様として珍重されており、神事等にも欠かす事ができない。
キダイ、チダイ等、マダイに良く似た仲間は多いが、マダイは尾ビレの後縁が黒いので、他と区別できる。また、体側にはコバルト色の小斑点があるが、これは幼魚でも良く目立つ。
高級魚なので、全国的に種苗生産と稚魚の放流が行われている。
春先に沿岸の浅場に集まって活発に餌を食べ、秋には沖合いの深場に移動する。まれに、目玉の大きさが野球のボールくらいもあって額にこぶの出た雄の大型魚に出会うこともある。
釣りでは、好物のエビ等を使って釣る。「エビでタイを釣る」ということわざもあるほどである。

【映像のサマリー】
中層を悠然と泳ぐ成魚。映像では分かりづらいが、ホンソメワケベラの幼魚がついてクリーニングしている。
根頭の上の大物。普通マダイは単独又は数尾で行動し、沖根など、潮通しの良い所で見かけることが多い。
マダイの幼魚は海藻が繁茂した沿岸部で生活している。こうした環境は好物の甲殻類が集まっている所でもある。成魚と異なり、わりあいに人なつこい性質で、ダイバーを見に近寄って来る。

00:00〜 大型のマダイ(中層)
00:17〜 大型のマダイ(沖根の上)
00:37〜 幼魚
00:44〜 幼魚
00:51〜 幼魚

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