ウグイ |
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コイ科ウグイ属
学名:Leuciscus (Tribolodon) hakonensis
分布:琉球列島を除く日本各地。南千島、サハリン、アムール川、沿海州〜朝鮮半島。
【解説】
ウグイには、降海性のものと純淡水性のものがある。降海性のタイプは、河川で数年生活してから海に下り、また産卵のため河川に遡上してくる。北海道など寒冷地では、冬期に河川に再遡上してくる越冬回遊が見られる。
ダイビング中、積丹半島の沿岸では銀白色のウグイの群に出会うこともある。純淡水性のタイプは河川の全域に生息しているが、山上湖などにも多く、降海性のものより成熟が早い。
ヌメリが強く生臭い雑食性の魚なので、夏場は避けるが、秋から冬にかけては好んで食べる地方もある。中部日本〜関東地方などでは、産卵期のウグイを串に刺して、いろりでじっくりと塩焼きにしたり、田楽にして食べる習慣があり、「あいそ祭り」というイベントも毎年行われる。
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