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オイカワ

コイ科オイカワ属
学名:Zacco platypus
分布:関東、北陸地方以西の本州(アユの放流に混じり日本各地)。朝鮮半島、台湾、中国南東部。

【解説】
梅雨の頃に、湖や流れのゆるい川の浅瀬の砂礫底に群が集まり、産卵する。原則としてペアを組む形で産卵する。
産卵場所近くにはオイカワを捕食しようとブラックバス等が集まって来る。夜にはナマズ、ウナギ等にも狙われる。
また、卵を狙って他のオスやヨシノボリ、ヌマチチブ、カマツカ、シマドジョウ等も集まってくるので、産卵中の水中はにぎやかになる。
雑食性だが、主に付着藻類を食べる。関東ではハヤ、ヤマベ(北海道ではヤマベはヤマメのこと)、大阪方面ではハス、ハエ、シラハエ等と呼ばれ、釣りの対象魚としても親しまれている。から揚げ、天ぷら、白焼きなどで食される。

【映像のサマリー】
石の陰で産卵行動中のペア。卵を狙って近づくエッグイーターを気にしてか、やや不完全。
産卵場所で争う婚姻色の出たオス。各ヒレを目一杯広げて、自分を大きく見せ、並んで泳いだりして、相手を威嚇している。
他のオスを追い払いながらの産卵行動。窪みのメスに並び、長く大きな臀(しり)ビレで、メスを包み込むようにして体を震わせる。産卵がうまくいったときは土煙りが舞い上がる。

00:00〜 石の陰で産卵中のペア(やや不完全)
00:13〜 婚姻色のオスとオスの闘争
00:38〜 再度、産卵。今度は成功。

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