カラフトマス |
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サケ科サケ属
学名:Salmo (Oncorhynchus) gorbuscha
分布:主に根室海峡沿岸〜オホーツク海沿岸の河川へ遡上する。国外では北米〜朝鮮半島、北極海沿岸の河川に遡上する。
【解説】
カラフトマスは遠洋まで回遊することはなく、比較的沿岸を回遊する。すべて2年で成熟し産卵するので、1年ごとに豊漁となる魚として知られている。
カラフトマスは川の河口近くで産卵する魚で、川に対する依存度が低く、母川でない川へも、分散して回帰する傾向があるので、多くの川に分散することで種族の繁栄を保っている。
比較的早期に遡上して来る群は、銀白色のまま川へ侵入してくるが、後期群では河口に侵入したばかりの群であっても、濃い婚姻色に染まり、オスは驚くほど背中が盛り上がり、猛禽類を思わせる顔になる。メスはセッパリの姿にはならないので、成熟した個体では雌雄の差は歴然としている。
カラフトマスの稚魚には、サケやサクラマスのようなパーマークはない。
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