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カワムツ

コイ科
学名:Zacco temmincki
分布:石川県、静岡県以西の本州、四国、九州。

【解説】
体側に太い暗色の縦条がある。オスはメスより大型で、臀ビレが大きい。さらに産卵期には、その臀ビレや頭部に追星が現れて、顎から腹にかけて朱色の婚姻色に染まる。
比較的用心深い魚であるが、ある程度水深のある流れのゆるやかな淵などでは、中層や水面近くに数尾が群れて餌を追っていることもある。
梅雨時から夏が産卵期。産卵行動はオイカワと良く似たパターンで、オスは臀ビレで、メスの下腹部を巻くようにして震えながら、砂を巻き上げ、産み出された卵に放精する。
A型とB型の2系統が知られ、将来別種に分類される可能性もある。

【映像のサマリー】
清流に棲むカワムツは、アユ等が生息する中流から上流域に棲む。
大きな石の沢山ある所を好み、流心を避けて、岸よりのボサ下や岩の下部や割れ目などに隠れる。
良い場所を選んで縄張りを作り、他のカワムツやウグイ、オイカワなどが侵入してくると、果敢にこれを追い払う。流下昆虫などをライズして食べる。

00:00〜 川岸のボサ下の1尾
00:19〜 岩陰の1尾
00:39〜 縄張りを持つ1尾→ライズ→侵入したカワムツやウグイを追い払う

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