カワムツ |
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コイ科
学名:Zacco temmincki
分布:石川県、静岡県以西の本州、四国、九州。
【解説】
体側に太い暗色の縦条がある。オスはメスより大型で、臀ビレが大きい。さらに産卵期には、その臀ビレや頭部に追星が現れて、顎から腹にかけて朱色の婚姻色に染まる。
比較的用心深い魚であるが、ある程度水深のある流れのゆるやかな淵などでは、中層や水面近くに数尾が群れて餌を追っていることもある。
梅雨時から夏が産卵期。産卵行動はオイカワと良く似たパターンで、オスは臀ビレで、メスの下腹部を巻くようにして震えながら、砂を巻き上げ、産み出された卵に放精する。
A型とB型の2系統が知られ、将来別種に分類される可能性もある。
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