ギギ(ハゲギギ) |
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ギギ科
学名:Pseudobagrus nudiceps
分布:日本特産種。中部地方以西の本州と四国。伊勢湾周辺河川を除く。
【解説】
胸ビレの棘を使ってギギッと音を出すので、この名がある。また、頭蓋骨の凹凸が分かるほど頭の部分の皮膚が薄いことから、ハゲギギとも呼ばれる。
ヒゲは8本で、ナマズ(4本)より数が多い。脂ビレがあり、尾の形も切れ込みが深く二叉する。近縁のギバチは尾が分岐していないので、明瞭に区別できる。
夜行性で、昼間は石の間や水草の中に隠れているが、夜になると徘徊して、底性動物や小魚などを捕食する。水が濁っている時も、活動する。
水草に擬態して身を隠し、近くを通った小魚などを待ち伏せする習性もある。ギギと姿が似ているゴンズイも夜間、同じ様に海草に隠れて、獲物を待ち伏せしている姿を見たことがある。
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