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ゲンゴロウブナ

コイ科フナ属
学名:Carassius cuvieri
分布:琵琶湖原産。現在は養殖と放流により日本各地に生息。

【解説】
釣魚のヘラブナとして人気がある。大阪ではカワチブナとも呼ばれ、ため池で放養される。
春〜初夏の産卵期には、増水した川や湖の岸辺に集まり、水草の茂る浅い所で産卵する。
普通、1尾のメスを数尾のオスが追尾する形で、水しぶきを上げて水草を乗り越えながら、にぎやかに産卵行動をする。
よく、山上湖等にボートを並べてへら釣りをするのどかな風景が見られるが、釣り上げた魚をいったん網に入れてため込んでおいて、後で計量してからリリースするやり方では、魚の痛みがひどくなってしまう。次に釣る人も傷だらけの魚ではかわいそうだと思うので、その場ですぐ、キャッチアンドリリースをして欲しいものである。

【映像のサマリー】
釣り堀などでもおなじみの魚で、一般的には濁った水に棲んでいることが多いため、水中撮影はなかなか困難である。おまけに昼間は神経質でダイバーを寄せつけてくれないので、撮影は夜間となる。
ねぐらは水草などが繁茂した場所、茂みに頭を突っ込むようにして眠っている。ライトをつけると寝ぼけたまま何となく泳ぎ出す。
あまり近づくと、中層へ脱出して遁走してしまうので、静かに追跡しつつ撮影した。

00:00〜 夜、水草の所にいた1尾(寝ぼけている)
01:02〜 夜、水草の所にいた1尾(泳ぐ)

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