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コイ

コイ科コイ属
学名:Cyprinus carpio
分布:日本各地。移植により全世界の温帯と熱帯域。

【解説】
淡水魚では大型になる種類である。大和鯉等と交雑が進んだ結果、純粋なノゴイ(野生種)は絶滅しつつあるが、体型だけにおいては、体高が低く丸太状のノゴイ型もまだ各地で散見される。本来のノゴイ型は霞ヶ浦、琵琶湖、四万十川等でしか見られないと言われている。
春から初夏にかけての産卵期には、水草の茂った浅場に集まり、バシャバシャとしぶきを上げながら産卵する姿が見られる。古くから利用されてきた重要食用魚で、各地のため池や養殖池で育てられている。観賞用としても、イロゴイやニシキゴイ等、さまざまな改良品種が考案されている。
コイはいも練り等の餌を使った「吸い込み釣り」で釣るが、これはコイが底の餌を泥と一緒に吸い込んで食べる習性を利用している。雑食性で、貝類、ゴカイ、ミミズ、藻類等を食べる。

【映像のサマリー】
コイは平野部の川や湖沼に多いが、透明度の良い山上湖等でも広く生息する。岩礁域のドロップオフに添って若魚が元気に泳いでいた。
日没直後の湖に潜ると、まだ動き回って餌を探しているらしい1尾に出会った。
日没後3時間、やっと動きを止めて熟睡の様子である。

00:00〜 湖中を泳ぐ若魚
00:14〜 やや大物(夜間)
00:28〜 眠るコイのアップ(顔→尾→顔)

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