【映像のサマリー】
サケは、子孫を残すため、その超能力によって生まれた川に帰ってくるというロマンがある。
生まれた川に帰って来た遡上群。河口近くなので、まだ体が銀白色に近い海洋生活型の個体も混じる。河口近くで透明度の良い川というものは非常に少ない。唯一、自然の残されたごく一部の川でのみ、この遡上の状況を水中から観察できる。
生まれた川に戻ってきたサケたちはやがて、上流の産卵場所にたどりつき、メスが産卵床を掘りはじめる頃には、メス・オス共に、ブナと呼ばれる婚姻色に染まる。メスは川底の臭いをかぎ、湧水のあるような場所を選んで、尾ビレで穴を掘り産卵する。
オスはこの瞬間に精子をかけるので、白煙が上がる。
両方とも、産卵後に死んでしまう。やがて川底の砂利の中で卵がふ化し、仔魚が生まれる。
砂利の間から泳ぎ出た稚魚は、しばらく川で過ごし、やがて外洋へ旅立つ。
00:00〜 遡上群
00:15〜 海洋生活型(銀毛)も混じる
00:28〜 産卵床のペア(掘るメス、川底の臭いをかぐメス)
00:55〜 産卵の瞬間(白子も見える)
01:02〜 ふ化&仔魚
01:09〜 稚魚1尾
01:13〜 稚魚群
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