生き物図鑑インデックス Home デジラタ・ホーム
シラウオ

シラウオ科
学名:Salangichthys (Salangichthys) microdon
分布:北海道〜本州。九州と四国の一部の河川、汽水湖。サハリン〜朝鮮半島。

【解説】
汽水湖や海の沿岸に棲み、産卵期の春、川の河口や汽水湖の浅瀬の水草に卵を産む。有明海には、本種以外にも、近似種のアリアケシラウオとアリアケヒメシラウオも生息する。
棒受網、刺網などのほか、かつて霞ヶ浦等では大きな帆を使った帆曵船(ほびきせん)による漁も行われていた。シラウオ漁は春の風物詩にもなっている。オスはメスよりも臀ビレ付近の体の幅が広い(体高が高い)ので、区別しやすい。
ハゼ科のシロウオと名前も姿もよく似ていて、混同しがちであるが、シラウオは頭部が尖っているが、シロウオは丸く口も大きい。どちらも生きたまま踊り食いするほか、卵とじ、酢の物、天ぷらなどに利用される。

【映像のサマリー】
北海道厚岸湾産のシラウオ。厚岸湾では、海から産卵のために侵入してくるシラウオを、専用の定置網で捕獲している。シラウオは乱暴に扱うとすぐ死んでしまう魚で、透明な魚体があっという間に白くなってしまうので、定置網から大きなバケツで、水ごとすくい、大急ぎで用意しておいた撮影用の水槽に入れて撮影した。

00:00〜 オスとメス(水槽撮影)

Copyright©2001 Tetsu Taguchi. All rights reserved.  / Copyright©2001 株式会社デジラタ . All rights reserved.