ナマズ |
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ナマズ科
学名:Silurus asotus
分布:現在はほぼ日本各地。北海道の分布は不連続。中国大陸東部、朝鮮半島、台湾、ベトナム北部。
【解説】
体色は変異に富むが、体全体に不規則なオリーブ色の斑紋がある。成魚では、上あごと下あごに、各一対のヒゲがある(幼魚では三対)。5〜6月頃、田植えの終わった水田やワンドに侵入して産卵する。オスはメスの腹部に体を巻き付けて放精する。
ナマズは地電流の変化に敏感なので、地震を察知する能力がある。地震の数時間前から水槽の中で暴れ出すので、生きた地震警報器と言えるかもしれない。
夜行性のナマズは、日中は岩の間や石垣のすき間、水草の茂み等に潜んで夜間に活動し、小魚、甲殻類、貝類などを荒食いする。蒲焼きや煮付けにされる。
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