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エゾシカ

シカ科
学名:Cervus nippon yesoensis
分布:北海道。サハリン、千島列島。

【解説】
シカは北半球に広く分布しているが、日本ジカの仲間は、屋久島のヤクシカ、四国と九州に生息するキュウシュウシカ、本州のホンシュウシカなどが知られている。エゾシカはその北方系。
エゾシカは、体重が最大100キログラムを超える大型種。シカの仲間を含む哺乳類は普通、北に行くほど体が大きい。角は毎春、根元から落ちて新しく生え変わる。春先はカルシウムを補うためか、自分の落とした角やカエルなども食べるそうだ。
秋に発情し、翌年の春(4〜5月)、1〜2頭の子を産む。草食性で、冬期の草のない時期には木の皮を剥いで食べてしまうので、シカが増え過ぎると森林が枯れてしまい、問題になっている。
このため、害獣駆除の名目でハンターに狩猟が許可されている。狩猟に鉛の弾を使うと、オオワシやオジロワシ、シマフクロウなどが死骸などを食べたときに鉛中毒死するので、鉛弾は禁止され、銅弾が使われるようになった。

【映像のサマリー】
繁殖期以外は、オス・メスが別々に生活する。冬期にはお世辞にも美しいとは言えない毛並みが、夏にはきれいに生え変わる。
メスと子ども、合わせて6頭のグループ。群の近くで子ジカ1頭。
若いエゾシカが2頭。そろそろ親離れの頃だろうか。
立派な角のあるエゾシカの雄。美味しそうにフキを食べている。毛並みも申し分ない。(8月下旬撮影)

00:00〜 シカの群(夏の知床半島)
00:10〜 若いシカ1頭
00:25〜 若いシカ2頭
00:35〜 角のあるオスのシカ(蕗を食べている)

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