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U-20ワールドユース選手権


アルゼンチンで開催されたU-20(20歳以下)ワールドユース選手権に出場したU-20日本代表は、残念ながら、リーグ戦敗退という結果になってしまいました。

私も早朝からTV観戦したのですが、リーグ戦の最初の2試合(オーストラリア戦・アンゴラ戦)で連敗(オーストラリアには0-2、アンゴラには1-2)を喫してしまったのが、大きな誤算でした。リーグ最終戦(チェコ戦)では、相手監督も称賛したほどの戦いぶり(3-0で勝利)を見せただけに、2連敗を喫したことが非常に惜しまれます。1995年・97年・99年と続いていた決勝トーナメント進出も途切れてしまいましたが、今回のU-20日本代表チームの選手たちは、今回の結果をバネに、オリンピック代表(U-23)、そしてフル代表へ選ばれるよう、頑張って欲しいと思います。

それにしても、今回のU-20ワールドユース選手権を観ていると、世界各国の若い選手たちの才能と充実ぶりに驚かされます。本当に、どの国も新しい強力な選手が次々と登場してきます。サッカーでは、だんだん弱くなっていく国というのはほとんどないのではないでしょうか。今よりも強固な「上乗せ」を、どんな速さで積み上げていけるか、そういう競争のような気がします。もし勝てなくなった国があったとしても、それは弱くなったのではなく、その「上乗せ」の速度が少し緩かっただけと言うべきと思うのです。どの国も本当に手強いです。

さて、9月には、U-17(17歳以下)ワールドユース選手権がトリニダードトバゴで開催されます。日本は、アジア予選を勝ち抜いて3大会ぶりの出場権を獲得しました。前回出場した1995年の大会では、アジア予選で優勝して乗り込んだもののリーグ戦で敗退しています。今回はU-20のあだ討ちも意味も兼ねて、ぜひ一つでも勝ち上がって欲しいと思います。期待しましょう。


キリンカップ

コンフェデレーションズカップを準優勝で終えたフル代表は、パラグアイ、ユーゴスラビアとの3ヶ国対抗による「キリンカップ」に臨みました。TVでご覧になった方もいらっしゃると思いますが、7月1日のパラグアイ戦には、小野伸二(浦和レッズ)→柳沢敦(鹿島アントラーズ)の素晴らしい2ゴールで2-0の勝利。
この試合は、来年のワールドカップ会場の1つである札幌ドームで行われました。ドームということで、サッカーの試合会場としてフィットするのかどうか気になっていたのですが、問題もなく、見やすいスタジアムだったようですね。
7月4日のユーゴスラビア戦は、こちらもワールドカップ会場の1つである大分スタジアムで行われ、気温も湿度も非常に高い厳しいコンディションの下での試合で、あまり良い出来ではありませんでしたが、稲本潤一(ガンバ大阪)のゴールで1-0で勝利しました。

この「キリンカップ」は、ワールドカップやワールドカップ予選のように「戦争そのもの」というほどの試合ではありませんが、それでも、世界の強豪国を迎えての連戦は、日本代表チームの進歩・進化をチェックするには、非常に大事な機会です。日本代表のまずまずの戦いぶりは、コンフェデレーションズカップを終えてさらに一段高いレベルへ到達するための土台が確かに存在することを、あらためて確認できたように思います。

私は、パラグアイとユーゴスラビアの一戦が6月28日に東京で行われたので、国立霞ヶ丘競技場に足を運んでみました。この試合はパラグアイが2-0で勝ったのですが、ウィークデイの、外国チーム同士の対戦にもかかわらず、2万人以上の観客が集まったことが、たいへん印象に残りました。

さて、小野のオランダの名門クラブ・フェイエノールトへの移籍、稲本のイングランド(=サッカーでは、「イギリス」というチームはなく、「イングランド」「スコットランド」「北アイルランド」などに分かれて戦います。したがって、イギリスのリーグを指す時に「イングランドの…」という言い方をします。)名門クラブ・アーセナルへの移籍が秒読みです。2人も、相手クラブから「獲得したい」という正式なオファーがあっての移籍です。
小野と稲本は、早く海外へ移籍して欲しいと期待していた選手なので、私も嬉しいです。実は、「やっと行ってくれるか」という感想の方が強いのですが。
私はこれまで、CS放送で、イタリア・リーグ「セリエA」を中心に、イングランドの「プレミアリーグ」やスペインの「リーガ・エスパニョーラ」を主に観ていたのですが、イングランドの「プレミアリーグ」はもっと熱心に、また、これまであまり観ていなかったオランダリーグも、観なくてはならなくなります。ますます時間の工面が難しくなりますが、でも、嬉しい悲鳴ですよね。
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