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(ハーフタイム)
芝ボコボコ。モグラの襲撃後みたい。ピッチ整備員が一斉に飛び出す、その数、数十人。これじゃ、サブの選手、練習できないよ。

中田英寿の姿が場内スクリーンに映し出されて、大歓声。
日本のサブは全然練習しなかったところからすると、後半の頭から行く予定だったと思われる。


(後半キックオフ)
森島、高原に代わって中田、鈴木イン。ツートップは柳沢と鈴木に、トップ下は中田に。
勝負にこだわるなら、森島は代えないと思う。中田は使わないという意味ではなく、森島に代えて中田を入れるのではないだろう、ということ。
後半はイタリアはもっと激しく厳しく来るのは言わずもがなだから、その中でもボールキープできる中田を入れるのは当たり前。

イタリアのキックオフで試合再開。

イタリアも、トッティに代わってドニが入った。ドニは初代表のはず。張り切るだろ。それと、ディビアッジオに代わってザネッティも入る。
この試合、7人も交代してよいそうだからね。まあ、そういう国際Aマッチだというのも事実。

柳沢、鈴木とのワンツーで抜ける、シュート打て! ブッフォン、CKに逃げる。惜しい。低いシュートを行って欲しかった。

ザンブロッタから、右サイドへ開いてきたドニへ、ザンブロッタ、前線へダッシュ、それをフェイクにドニのクロス、インザーギがヘッドで合わせる。ハッとしたが、曽ヶ端キャッチ。

イタリアCK、鈴木とユリアーノが競り合ってこぼれたボールを、ドニが蹴り込む。同点!
鈴木、ちょっと競り合いが軽かったなあ。近くに小野も居たが、違う動きしちゃったか。ドニは、どたフリーだった。まあ仕方ないか、こういうの、よくあるんだよね。

中田には2人がかりの厳しいチェック、奪われるが小野がフォロー、こういうのが重要。中田ドリブルから柳沢へクロス、オフサイドフラッグ。

柳沢のスルーパスに稲本走り込むが、ネスタにはじき飛ばされる。

ドニ、右サイドから逆サイドへ大きなアーリークロス、デルピエロにジャスト、森岡と波戸でシュートをブロック。

「ドニ、いいじゃん」と観客席の声。まあ、代表初出場なんだから、そりゃ張り切るでしょ。

日本のDF粘り強い守備から小野へ、小野から中田へ、前を向いて受けた中田、長い距離のシュート、大きく外してしまう。「調子悪いよな〜」とか言われてる。今の場面、シュートは当然だよ。押し込まれていたからね。際どいシュートにして欲しかったけどね。

イタリアも、一応追いついたので一安心? ちょっと迫力なくなった。

中田、流石のボールキープ。

中田、意識してか、低い位置どり。その分前目位置どりした稲本へ、中田からボールが渡る。稲本フリー、ミドルシュート、凄くショボいシュートに。余裕十分あったんだから、もっとビシッと打って欲しいね。


(後半10分)
デルピエロに代わってデルベッキオ入る。
イタリアは、年俸の高い順に代わっていくんか?

日本は、スペースを作る動き、スペースを使う動きがなくなっちゃったかね。これだと、崩せないよ。だけど、それは中田がイケナイとかいう単純な話ではないよ。

ドニ、中田に後ろから激しく突っかけるが、中田倒れず、逆にドニはファウルを取られてイエロー、その上どっか痛めた?
中田に対するイタリア選手のチェックと当たりは、本当に厳しい。それだけイタリア人たちに認められているということ。日本人選手の中で、中田に対してだけ、そういうこと。

鈴木、激しいチャージを受けながら波戸へ、波戸、この日初めてタッチライン沿いを駆け上がってセンタリング。中田、バイシクルシュート空振り、拾った小野、シュートを大きくフカす。カーブをかけて、巻いてゴールマウスに向かうシュートにしたかったわけね。

(後半20分)
柳沢に代わって西澤イン。普通なら代えないけどね。
イタリアも、ココに代わってパンカロ入る。
西澤に、燃えたプレーを期待する声がとぶ。

後半、前目に位置どりしている波戸の裏にデルベッキオが開いて、余裕持ってクロス、インザーギの他に2列目からもう1人来た、完全にやられた! ヘッドはゴール左にそれる。

小野に代わって服部イン。小野の入っていた左サイドバックに入るんだろう。「守備的になっちゃうよ」という観客席の声。服部が入ったからといって、守備的とは一概には言えないよ。
ただ、この時間帯、イタリアに使われるのは、日本の右サイドなんだけどね。

小野、嬉しそうに場内に手を振ってから退く。結構満足なプレーができた感触なのかなあ。

波戸から中田へ、中田、上がり目に位置どりしている稲本へドンピシャで合わせる、稲本、動きながら鈴木へ、鈴木、左へ流れながらシュート。強烈だが、コースが甘い、ブッフォンにキャッチされる。ファーストタッチで左へ置き過ぎたか。

波戸に代わって明神イン。波戸が入っていた右ウイングバックに入んだろうな。中盤の底の戸田があまり目立たなくなっているので、そこに入れてもいいんじゃないかな。波戸の場所が使われてるので気になるのなら、そこに伊東を入れるという考えもあるよ。

明神入って、「これで完全に守備的だ」の観客席の声。そう単純に考えるのは止そうよ。フットボールなんだから。

中田、CKをミスキック。大きなタメ息。どっかブレてる?

稲本に代わって伊東イン。何だ、やっぱり伊東入るのね。伊東がどれくらいのことをやるかわかってるんだから、今日は使わないのかと思った。
伊東って、評価分かれるんだよね。厳しい声も多い。もっとも、技術、能力は高いってことは、1998年のワールドカップの頃から明白。その頃は試合には出てないけどね。トルシエが使いやすいのも、わかる。ただ、観てる側を納得させられるようなパフォーマンスを試合で見せて欲しいのだが。

(後半30分)
左後方からの大きなサイドチェンジのボールを、ザンブロッタ、芸術的なトラップ。

日本は、攻撃の形がほとんど作れない。やや押され気味の展開の中、中田が、たぶん意図的に引き気味にプレーして、ボールキープとバランスをとることに注意を払ってるんだから、中田の前のスペースを、もっと他の選手が積極的に有効に使おうとしないと。稲本には、その姿勢が見られてたけどね。

明神、GKへのヘッドでのバックパスをミスしてCKにしてしまう。おいおい。

明神、プッシュアップしていい形になりかけたが、左サイドの服部へのパスが弱く、カットされる。しっかり行こうぜ。
そのままイタリア逆襲、デルベッキオがペナルティエリア右から切り返してシュート、クロスバーを越える。デルベッキオって、シュートがさほど上手でないから助かったけど、やられても不思議でない展開。

「西澤の運動量少ない」と観客席から不満の声。

中村俊輔を出してみてくれないかな。西澤か鈴木に代えて入れてはどうだ。そうすると、1トップに、俊輔と中田が2列目? 西澤も鈴木も後半入れた選手だから、代えにくいかな。
俊輔が中だと通用しそうもないのなら、服部を中に入れて、俊輔を左サイドに入れてみては? そうするには、戸田に代えて俊輔を入れる? それで戸田のいた中盤の底に服部?

イタリア、ロングボールを放り込んでくるが、曽ヶ端、安定してチャッチしている。

守備から伊東、西澤、明神とつないで、いい形になりそうだったが、スピードが上がっていかない。
中田から左の服部へ、服部、2人にプレスをかけられる。フォローがない。奪われる。

(後半40分)
中盤で戸田にインザーギが襲いかかってボール奪取、ピンチになるところだったが、デルベッキオへのパスが流れてタッチラインを割った。

鈴木に代えて中山イン。

「こうなったらフィオーレも見たいね」という声が観客から出ていたら、インザーギに代わってフィオーレ入る。

ドニに代わって、ディリービオ入る。

ペナルティエリア外、中央の中田にボールが渡る、プレッシャーもやや弱かったが、柔らかいクロスを入れようとして、カットされる。ちょっと弱気か。シュートして欲しかったね。

(ロスタイム3分)
中田のFKに、中山飛び込む。間に合いそうもない飛び込みに、ボールをチャッチしたブッフォンと一瞬緊張が走る。
中山の、まあよく言えば執着心、ガツガツしたところ、外国チームには嫌がられるだろうね。ちょっとフットボールじゃないんじゃないかい、ってね。

中田、背中に2人付かれながら、バックヘッドで競り勝つ。この辺は流石。

試合終了。結局1-1のドロー。

う〜ん、途中から親善マッチらしい雰囲気になっちゃったかね。
イタリアのフル代表に1-1のドローだからと言って、大健闘なんて思わないし、昨日日本にやって来たばかりのイタリアに勝ち切れないことを、どうこう言うつもりもない。
ましてや、この試合でもって、イタリアと対等に戦えるくらい強くなったなんて言えるわけもない。それくらいはもう、とっくにファンもわかってる。

いくら試合するコンディションにないイタリア代表とは言え、イタリア代表に勝っちゃったという記録を残すチャンスだったのも事実。
そんなコンディションのイタリア代表にすら、全然相手にならなかったのが、ほんの10年くらい前に過ぎなかったのも事実。
本当の勝負がかかったイタリア代表はこの何倍もの迫力だろうということも事実で、それが一体どれくらいなのか、選手も、関係者も、ファンも、想像つかないのも事実。
もっと言えば、イタリア代表がシーズン中の「インターナショナルウイーク」に、ほぼベストメンバーで、はるばる極東の地に来てくれちゃったというのが、歴史的大事だというのも事実。
まあ、たくさんの事実がありますなあ。

(21:20頃)
さて、そろそろ帰りましょうか。

6万人を超える大観衆が集まっているのに、スタジアムの外へ出るのは、意外にも非常にスムース。スタジアムの構造よく出来てるかも。

そうそう、スタジアムの中じゃ、携帯電話つながらなかったよ。ドコモは完璧につながらなかった。回線パンクしてたんだろう。
それから、スタジアム内の飲食物の売店の運営がお下手。品切れになるのが早すぎるし、延々並んでいる客に対する案内やケアが不足。そりゃアンタ、延々並んだ挙句に「品切れです〜」って言われちゃ、気分悪いよね。

(22:15分頃)
やっとこさ、浦和美園駅に到着。電車に乗り込みました。1時間近く、みんな忍耐強く、ノロノロ歩かされました。ちょっと歩いちゃ、また止まって、その繰り返し。
皆さん、ああいう密集の中では、連れの人と歓談したいのもわかるけど、出来るだけ、前ちゃんと見ながら歩きましょうね。無理に横に広がろうとするのも、控えましょ。それと、タバコは密集がばらけるまで我慢しましょう。

駅までの道、最低でももう1本作んなきゃダメだよ。せっかく電車は3分間隔で出てんのに、全然生かされてない。電車内は混雑なし。
今日は日本人ばかりだからオトナシクしてたけど、ワールドカップ本番じゃ、タイヘンなことになるよ。
というわけで、スタジムから浦和美園駅にたどり着くまでの部分が最も疲れました。

来年6月4日、火曜日、18:00、開催国の威信がかかったグループ・リーグ突破へ向けて、ここ埼玉スタジアム2002で、日本代表の大事な大事な「2002 FIFAワールドカップ KOREA/JAPAN」第1戦のキックオフのホイッスルが鳴り響くのです。
その日は、幸せな気分に浸りながら帰路につきたいものですネ。

Good night.
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