| インターネットの世界では、ブロードバンドの普及に伴って、これまでの低速な回線では実現できなかった上質のサービスが、現実のものになりました。現在の日本では、国をあげての「e-japan戦略」が展開中です。2005年までには3000万世帯が「高速」インターネットアクセス網に、1000万世帯が「超高速」インターネットアクセス網に、常時接続可能な環境整備が、政府の目標となっています。これは国が直接、普及の資金を出すのではなく、通信事業の展開に関わる各種の規制を緩和し、支配的事業者への監視機能を強化、競争原理が働く市場作りを行います。これによって、ブロードバンドを普及促進し、インターネットによる新たな文化の開拓を目指すものです。 |
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ブロードバンドの恩恵を受けるのは、ビジネスでインターネットを使う人達だけのものではありません。子供からお年寄りまでが、生活に密着した上質のサービスを、インターネットで受けることが可能になるのです。また、各種産業においてもこのメリットは大きく、産業の形態や流通の仕様も、劇的に変化することでしょう。こういった動きの中、これから大きなニーズとなるのが、「ブロードバンド向けコンテンツ」です。当コンテンツビジネス協議会は、非営利団体として過去９年間にわたり、「上質のコンテンツを市場に送りだす」ための活動を行ってきました。そして、新たな「ブロードバンド」という時代を迎え、上質なコンテンツの発掘の必要性を、いま強く感じています。 |
